猿板

遊山黒子衆SARUの記録

大寒のカヤハゲ遊山 雪の涯

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 今日の大切な目的は
Y'sのスノーシューレクチャー。
今回初めて履く彼女にとって
いい条件が揃っていたと思う。

◆下りのこと

 「下りも好きな道行きやぁ」

下りは登りと逆に踵を突き刺し
脚を広く大股でゆっくり下る。

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「転ぶときは斜め後ろに尻餅でぇ!」

スノーシューは脚が固定されるため
スキー同様足関節を痛める恐れがあり
特に下る時に発生することが多い。

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◆まほらに帰る
 私はその日の天気を観て
行く山とストーリーを決める。
そして今日のポイントの一つは
雨降りで「お昼をどうするか」

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「今日は屋根がいるね」

 山頂に拘らない私達は
入った山のその日の天候で
気持ちがいい処で食事を摂る。

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 今日もY'sの女将料理で
寒雨降る雪の山で湯気を立てる。
これも贅沢の一つだと思った。

 頂きます。

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◆かえる道
 自然は人間の想いや都合は
関係ない完全中立なものだから
雨も自然現象の一つである以上
避ける事が出来ないこともある。

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なので今回はこの日でしかない
雪と雨や斜面に凍ったり緩んだ地面など
教科書や動画などで会得する事が難しい
様々な状況を組み合わせた体験が出来たと思う。

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 まだ寒さ収まる様子はない
四国の山は今年も暦は春に移ろう。

 また共に見据えていこうな。

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                   地の涯に倖せありと来しが雪  細谷源二