猿板

遊山黒子衆SARUの記録

小春の三辻山遊山 枯れ草

                             f:id:kurokoshusaru:20211212141929j:plain

 私達だけの登り口は
標高約850mで気温9℃。

 ウエア誤ったかな(苦笑)

◆分け入る
 装備を整え林道を歩きはじめた。
この時雲の動きは殆どなく穏やかで
気圧配置は予想どおりになった様子。

f:id:kurokoshusaru:20211212142030j:plain

 「思ったより暖かいですね」

はぁ 四国山地の南ですからねぇ。

                             f:id:kurokoshusaru:20211212142107j:plain

◆人工林
 林道から山道に入り
杉檜の人口林を登り始める。

f:id:kurokoshusaru:20211212142154j:plain

冬に入り林床の草は枯れ大地に還る。
この役割を担う菌類と人の共通祖先は
21億年前に地球に誕生したと言われ
私は大切な意味を持つと思っている。

                           f:id:kurokoshusaru:20211212142234j:plain f:id:kurokoshusaru:20211212142310j:plain

◆自然林
 山道は薄暗く寒々しく感じる
人工林を抜け明るい雑木林に入る。
ここは拓かれたが鳥や風が運んだ
木や草が森を形成しつつあるところ。

f:id:kurokoshusaru:20211212142401j:plain

 鳥が囀る枝の向こうに
上空の絹雲がゆっくり流れている。

                       f:id:kurokoshusaru:20211212142440j:plain

◆空を観る
 今日も風が見える
自然休養林の広場に上がった。

f:id:kurokoshusaru:20211212142531j:plain

 「今日は実に穏やかですねぇ」

寒気はまだ遠く陽が射せば暖かい。

 ここで一枚脱ぎましょうかね。

f:id:kurokoshusaru:20211212142614j:plain

                    いささかな草も枯れけり石の間  召波