猿板

遊山黒子衆SARUの記録

晩秋に入る剣山遊山 山粧う

                  f:id:kurokoshusaru:20211016160413j:plain

 夜が明けるころ目が覚めた。
東の空がしらんで夜を押し上げ
うす明るくなって朝がくる。

◆日出ずる処
 御来光は山上で望む日の出のこと。
山岳信仰では日の出やブロッケン現象
阿弥陀仏の来迎に見立て御来迎ともいう。

f:id:kurokoshusaru:20211016160513j:plain

 日本神話で主神とする天照大神
太陽神と仰がれる女神と解釈される。

                       f:id:kurokoshusaru:20211016160542j:plain

 この日の泊まりは多くはなかったが
皆声を上げることなく日の出を見つめていた。

 皆同じ血が流れる同胞なんだなぁ。

f:id:kurokoshusaru:20211016160636j:plain

◆温かい処

 いつも最後ですいません。

 「ゆっくりでえいけん」

二度寝が気持ち良すぎますから。

                                                            f:id:kurokoshusaru:20211016160716j:plain

 今期はこの騒動で
皆勤出来なかったけど
来期も変わらず通います。

 では 行ってきます

f:id:kurokoshusaru:20211016160813j:plain

◆山の同胞

 「お友達がお越しですよ~」

 ろくべえさんっ!!

先週共に山を歩いた盟友が現れた。

f:id:kurokoshusaru:20211016160915j:plain

 「日を誤っとたわ」

びっくりさせないで下さいよ!

            f:id:kurokoshusaru:20211016161016j:plain

今回もこの山で待ってくれる人や
山仲間との再会と新たな出会い。
それぞれのふれ合いで心温まった。

f:id:kurokoshusaru:20211016161139j:plain

◆錦の筵
 山道の手入れをしてくれる人がいる。
一杯のお蕎麦を構えてくれる人がいる。
山道具も作った人の魂を感じるものがある。
それに感謝する遊山をこれからも歩きたい。

                  f:id:kurokoshusaru:20211016161321j:plain

 落葉紅葉もいいですね。

大地に還り次の命の肥やしとなる。
「満開」を追えば慌ただしいが
「残花」に美を見ればゆとりが生まれる。

f:id:kurokoshusaru:20211016161405j:plain

それを共に感じる仲間と
歩いて行きたいですね。

                             f:id:kurokoshusaru:20211016161457j:plain

 そうですよね
     ろくべえさん。

f:id:kurokoshusaru:20211016161534j:plain

 「お稲荷さん作りよったんよ
       どうぞ食べてみて」

                                                            f:id:kurokoshusaru:20211019175446j:plain

空ぞ透明山粧へど粧へど  林翔