猿板

遊山黒子衆SARUの記録

秋に入る梶ヶ森遊山 秋立つ

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 台風10号が四国沖を東進。
太平洋側には湿った空気が
流れ込むため雨が降りやすく
局地的な強雨や雷雨に注意を要する。

◆空を観る
今の日本近海海水温は
太平洋側が平年より低く
台風もそれほど発達せず
四国沖を通過すると思われる。

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◆川を遡る
 今週末私の山見立ては
高峰から下る沢に入らぬこと。
海岸線から離れた内山であること。
午後の行動を避けること。

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吉野川を溯る国道から見る
梶ヶ森は不安定な雲の下にいた。

 「梶で正解やろうね」

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◆山里に入る
 私が定点観測する八畝の田圃
まだ青々として稲刈りはまだ先だ。

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 時折山から下りる風に波打つ
稲に囲まれた祠の佇まいがいいなぁ。

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◆山に入る
 標高1400m梶ヶ森の
山頂まで上がる林道に入る。

「この連休で
  キャンプ場は賑わうろうね」

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 林道は標高を上げ
雲が目線に下りてきた。

 「今日の河童の
   空読みはどうやろうねぇ」

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                   青空のただ一ト色に秋立ちぬ  小島政二郎