猿板

遊山黒子衆SARUの記録

梅雨雲の剣の遊山 雲の峰

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 梅雨前線は日本南海に停滞し
前線に向かって湿った空気が流れ込む。
特に前線に近い太平洋側では
寒気の影響で雨が強まる恐れがある。

◆空を観る
 雨だから行く山があり
人に会いに行く山もある。
そんな雨を覚悟した週末は
寝袋持って剣山を訪れた。

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◆雲を観る
 吉野川に沿う国道から見える
梶ヶ森は暖気による積雲を纏っていた。

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吉野川を渡り祖谷川に沿う。
ここに至って高層にある
寒気に伴う絹雲が現れた。

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 ここまでは予想のとおり
天気が微妙になってきたな。

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◆山を観る

 「空気が澄んで
    木洩れ日が綺麗やねぇ」

 国道は最深集落を過ぎ
葛籠折れに入り高度を上げる。

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剣山の西方にある三嶺上空に
発達し始めた積雲が見えた。

 やはり午後は不安定か。

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◆峠に上がる
 お昼に標高約1,400m
見ノ越登山口に車を置いた。

 天気予報のためだろうか
駐車場は静かなものだった。

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 「お帰りなさい
    久しぶりじゃのう」

 いえいえ今年も通いますよ。

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 「今日は肉うどん下さい」

今回も笑顔で始まるお猿の遊山。

 ありがたいことやなぁ。

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                雲の峯いよいよ雲の力で立つ  鷹羽狩行