引き返して昼にしよう。
今回の遊山のもう一つの楽しみは
石灰層から湧き出す超軟水と言われる
ケヤキ平の「白亜の水」を食すること。
◆口福時
日本の水の殆どは硬度が低い
金属イオン含有量が少ない軟水で
食品素材の味を邪魔しない性質もある。
私は水の味の違いはわからないが
この澄んだ水を食するために
tochikoが土佐流素麺をこさえてくれた。
頂きます。
◆かえり道
今日も十分満足できた。
さあ 帰ろうか。
樹は天辺まで水を吸い上げていて
毛細管現象や浸透圧と言われているが
どうやっても2mが限界でそれ以上は
実証されておらず仕組みは謎のままだ。
そんな自分たちがなぜ睡眠が必要で
睡眠中に何をしているのかも解らない
人間の科学で解明された自然現象は
殆ど無いと言っていいんだろうな。
◆賢者の言葉
人の一生で
自然に親しむということほど
有益なことはありません。
人間はもともと自然の一員なのですから
自然にとけこんでこそ
はじめて生きているよろこびを
感ずることができるのだと思います。
自然に親しむためには
まずおのれを捨てて
自然のなかに飛び込んでいくことです。
そしてわたしたちの目に映じ耳に聞こえ
はだに感ずるものを素直に観察し
そこから多くのものを学びとることです。
= 牧野富太郎 =
さあ みんな
次はどこに行こうか。
冷麦てふ水の如きを食うてをる 筑紫磐井