低気圧と前線の日本通過による
南からの湿った空気がもたらせた雨も
大陸から移動性高気圧が西から張り出し
四国の天気は次第に回復に向かう。
◆空を観る
ただ晴れるとは言え上空5500mに
流れ込む－30℃の寒気の影響による
強い風や天候の急変に注意を要する。
◆臨機応変
空を観て奥物部の予定を変更した
雨上がりの休日はろべえさん達と共に
先週に続いて通う三辻山を訪れた。
ろくべえさんとは10年ですよ。
「もっと長い様に思うけど」
このブログを介して知り合った
山の家族との遊山に時間はないかもね。
「ここの山桜も終わりやね」
◆峠に上がる
「水が澄んできましたね」
工石山山系より出流鏡川の
春先の冷たい水は透明さを増し
ここから葛籠折れで源流を目指す。
山間県道は赤良木隧道口に上がり
南斜面にある登り口が新緑で迎える。
「あっ！ 歯医者さん!!」
登り口で長い付き合いの山仲間に会った。
「私は工石のアケボノやけど
河童ちゃんらどこ行くが？」
私らは三辻山ですよ。
「ほいたら杖塚まで一緒にいこや」
◆分け入る
ホント久しぶりですね。
この時南斜面は穏やかで
木洩れ日も温かく会話も弾む。
この植林は自然休養林として
間伐などの手入れがされて
風通しよく適度な木洩れ陽があり
木陰を好む植生が根を張っている。
「1週間で見違えたね」
一雨毎に芽吹きはすすむ。
「トチバニンジンが出ちゅう」
GWが終われば節は夏に入る。
冬の寒気が押してきた
雨上がりの三辻山の森は
どんな風景を見せてくれるか。
敷藁のま新しさよ花いちご 星野立子
