移動性高気圧が北日本を通過。
四国は湿った空気が流れ込みやすく
等圧線が混んで高山は風に注意かな。
◆雨上がりの朝
南岸低気圧が寒気を引き込み
高知市内も冷たい雨が降った次の朝
tochikoと高知市の北山三辻山を訪れた。
◆寂びた風景
鏡川を溯る山間県道から観る杉たちは
赤く開花し風も強く今日は花粉も多いだろう。
かつての植林はちょうど開花する30年で
切り出され先人の生活を支えていた。
日本の杉は材質が特に優れて
こんなに沢山植えられているのに
なぜ他国木々を切り倒しているのか
北欧林業は十分成り立っているのになぁ。
◆梅の香
県道は鏡川を渡り葛籠折れ
旧土佐山村の山間集落に入る。
まだ冬枯た風景に梅花が香りを添える。
日本の本来の花見は「梅見」であって
果実も提供し先人と共に生きてきた
梅と日本人は共生していると言えるだろう。
「雪やったがやね」
最深集落を過ぎ工石山山系
黒滝峰が雪を纏って現れた。
標高1000mから上やったがや。
◆分け入る
気温1度誰もいない
工石山登山口に車を置く。
やはり風が強いな。
「山が鳴りゆうで」
冬も葉を茂らす杉は防風林となり
登り始めた山道はあまり風は感じないが
上空からごぅごぅと低い音が響いていた。
山が鳴り杉を揺らす風の中
どんな風景が待っているのだろう。
春寒し風の笹山ひるがへり 暁台