石鎚山の信仰の道は
深い谷の面河渓から始まります。
霧ヶ迫に乗り
木々の向こうにようやく石鎚山が見える
しんどい登りの末に姿を見せる石鎚山は
いつも特別だと思います。
面河山の手前には
大雪の時に仲間とビバーグしたコルがあります。
あれからは
思い出の場所になり何度も通ったなぁ。
気温は高めでしたが
前日の雪が残り
日陰の斜面は寒々とした影を落としていました。
里山では
新葉や花が枝先で眠りながらも
いつもの道に射す太陽は
植物を呼び起こすように射していました。
再びの名残の雪と思ひけり 高木晴子
