猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 寒雨

 

 登山口で様子を見る

止みそうで止まない雨でした。

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「歩いてみようや」

 レインウェアを着る程でもない雨で
撥水性の高い厳冬期用のウェアを身に着け歩き始めました。

 冬の雨は冷たいですが
自然を受け入れられるのは装備を整えていればこそ

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 小さな冬芽から枝に沿って溜まった水滴が
灰色の景色を光りに変えています。

 

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 どこからか落ちてきたノリウツギの残花
和紙には欠かせない樹木はかつて人が関わったであろう歴史を感じます。

 

 寒雨の中
葉の美しさに歩みを止める

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 冬は積雪も見られる土佐の裏山は
厳しい冬を迎えていますが

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 落葉樹に混じる常緑樹の水青が
安心させてくれる静かな峠道

 

 高山は新雪期から
厳冬期に入りました。

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                足もとの草に音して寒の雨  柴崎七重