猿板

遊山黒子衆SARUの記録

中秋の剣山遊山 結

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 いつもより早く寝て
何度か起きて外を見ても
山頂を覆う雲が開くことなく
明け方には雨が降りはじめた。

◆昨日も晴れ今日も朝

 「河童予報外れたね」

まあ自然相手とはこの様なもの
昨日は帰って来ないから今日も朝で

 頂きます (^_^)

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 「次は河童さんの
   好物を構えておきます」

 期待してるよ。
じゃあ 行ってきます。

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◆帰るとき
 はじめてこの小屋に
泊まったのは30年前のことで
通い始めて10年を越したろうか。

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その山道でも様々な風景に出会い
この山ならではの気づきと学びを得た。
やはり百回に一回千回に一回の風景に
出会うためには通い続けるしかないだろう。

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昔はピークハントに走ったが
今は多くの頂だけ求めるより
一つの山に通い続ける方が
得るものは多いと感じている。

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◆鎮めるとき
 ここまで雨は
降ったり止んだりで
傘だけでリフト駅に辿り着き
雨の止み間にリフトに乗れそうだ。

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 「行きも帰りも
   乗るのは初めてやの」

たまにはそんな遊山もいいだろう。

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「お帰りなさい
  雨とは思わなんだわ」

でも気持ちよかったですよ。

 お昼を頂きます (^_^)

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 これがあるから次に続く。
遊山はBestじゃ終わるから
人生もBetterでいいと思う。

 ではまた 行ってきます。

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                   松の葉の地に立ちならぶ秋の雨  丈草