雲の中の山道は
高さ50mの大岩が聳え立つ
標高1783.m大剣神社に上がる。
◆御神の山
この御神体「御塔石」は
天の頂に登った山仲間との
懐かしい思い出がある。
「あのときは
霧氷が綺麗やったね」
◆居場所に帰る
ここから岳樺の森を抜けたら
頂上ヒュッテはすぐそこに見える。
山頂の鳥居を潜り
私達の居場所に帰る。
ただいまぁ
「お疲れさまです
まあまあ駆け付けやって」
この小屋はいつも温かい。
◆静かなとき
気温が随分下がってきた。
これからは燗酒のシーズンだな。
陽が傾き風は穏やかになり
僅かに雲が上がり風景が変わった。
期待していいかな。
小屋の手作り料理を頂いたら
今日は早く休んでその時を待とうか。
とは言うものの
来た来た これこれ!
もう一燗をつけるかな(嬉々
熱燗に焼きたる舌を出しけり 高浜虚子