猿板

遊山黒子衆SARUの記録

処暑に入る三辻山遊山 木の陰

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 「あっという間やね」

 家を出て2時間半で
標高1108.1mの山頂に出るから
午前中快適に運動を終えられそうだ。

◆変化の兆し
 陽が射し込む南の空では
地上の気温上昇により積雲が
雄大積雲に発達しようといている。

 あと2時間切ったかな。

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◆夏には夏の遊山
 登山口ではテジロが集ったが
森の中には一匹の吸血虫もいない。
森がCO2を食べているせいか
日陰で涼しいからだろうか。

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 個体差はあるが人間が裸でいて
暑くも寒くも感じない温度は26度で
人間は26度の環境で生まれたと言われる。

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◆マラソンは冬
 全ての生き物の運動エネルギーは
低い気温に熱を逃がし得られるもので
人間は体温37度から26度で11度位の
温度差が必要だと考えられている。

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ただそれは安静時に最低限必要な
内臓や脳を動かすエネルギーであって
運動を加えればより低い温度が必要となり
越えれば発汗により放熱しようとする。

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◆「こまめな水分補給」?
また動物の身体は脂で出来ているため
低温では固くなり血流を阻害し凍傷になり
体温が高くなると溶け出し様々な機能障害に陥る。

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勿論発汗による冷却には限界があり
放熱が限界を超えると熱がこもり
これが所謂「熱中症」の原因となり
涼しい場所で安静するしかない。

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 なぜみんな無理して
暑い稜線で吸血虫に苦しむのか。
山の妖怪には不思議でならない。

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                 好きな鳥好きな樹に来て秋日濃し  町春草