猿板

遊山黒子衆SARUの記録

立秋の剣山遊山 日向道

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 山道は山頂部にあがり
新涼の風が吹き抜ける
標高2000mの空に出る。

◆新涼の頂
 お昼を過ぎた山頂部は
まだ多くの人で賑わっていたが
大気も安定しているようで
天気が崩れる心配はなさそうだ。

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 たまには
頂上もいいものだ。

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◆夏山の風景
 新型コロナ報道が続いても
多くの人が山に帰ってきた。
私のような変わり者が見ても
やはり夏山は賑やかな方が気持ちいい。

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 「マスク要らないよねぇ」

そんな声も聞こえてくる。
 私たちもそうだと思う。

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だって300倍「患者」が出て
100倍の人が亡くなっても
インフルエンザは自粛しない。

 これに違和感を覚えるのは私だけか?

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 さあ居場所に帰ったよ。

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◆剣山頂上ヒュッテ
 ただいま帰りました。

「お帰りなさい
  まあまあ駆け付けやって」

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晴れているせいもあるが
席の配置も距離を取り換気する
小屋の中は静かなもので
本館の泊まりは15名だと言う。

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「新しい生活様式を身につけましょう」
 と政府は言うが
これから登山も変わるのだろうか。

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                     上行くと下くる雲や秋の天  凡兆