炎を立てることではなく
熾火をつくることが大切だ。
今日は私たちが熾すから
次は一人でやってもらうよ。
◆水の恵み
tochikoが里から持ってきた
四万十天然鮎の仕込みがはじまる。
塩加減もさることながら
串の刺し方から覚えること。
この湧き水は年中水温が変わらず
夏はビールやワインを冷やすにちょうどいい。
◆火を操る
熾火が出す遠赤外線は
中から火が通るからふっくら焚けて
炎と煙は表面を飴色に焼き上げる。
炊爨も同じ理屈だから
ふっくら焚けてお焦げも調整出来る。
今日も上手く焚けたようだ。
森には燃料が無尽蔵にあり
CO2を出せば植物が喜ぶ事は
小学校で習ったよな(笑)
◆かえり道
山で怖いことの一つは
道迷いなどで日が暮れることで
混乱状態に陥ることが多い。
でもどんな場所でも
朝まで生き延びることが出来る
道具と経験を持っていたら
冷静な行動をとることが出来る。
私は自然と遊ぶ事は
不便を友とすること思っているから
荒ぶる時には厳しい言葉が飛ぶこともあるが
鎮まらない嵐はないから心配はいらない。
だからどんな状況に遭っても落ち着いて
正しい判断で生き延びることが出来る。
そんなSARUになって欲しいと思う。
さあ次の道へ行くよ。
梅雨明けぬ猫が先づ木に駈け登る 相生垣瓜人