猿板

遊山黒子衆SARUの記録

梅雨明けの奥物部遊山 鎮

                                         f:id:kurokoshusaru:20200806211632j:plain

 炎を立てることではなく
熾火をつくることが大切だ。
今日は私たちが熾すから
次は一人でやってもらうよ。

◆水の恵み
 tochikoが里から持ってきた
四万十天然鮎の仕込みがはじまる。
塩加減もさることながら
串の刺し方から覚えること。

f:id:kurokoshusaru:20200806211737j:plain

この湧き水は年中水温が変わらず
夏はビールやワインを冷やすにちょうどいい。

                             f:id:kurokoshusaru:20200806211829j:plain

◆火を操る
 熾火が出す遠赤外線は
中から火が通るからふっくら焚けて
炎と煙は表面を飴色に焼き上げる。

f:id:kurokoshusaru:20200806211924j:plain

炊爨も同じ理屈だから
ふっくら焚けてお焦げも調整出来る。

 今日も上手く焚けたようだ。

                                  f:id:kurokoshusaru:20200806212015j:plain

 森には燃料が無尽蔵にあり
CO2を出せば植物が喜ぶ事は
小学校で習ったよな(笑)

f:id:kurokoshusaru:20200806212107j:plain

◆かえり道
 山で怖いことの一つは
道迷いなどで日が暮れることで
混乱状態に陥ることが多い。

                  f:id:kurokoshusaru:20200806212235j:plain

でもどんな場所でも
朝まで生き延びることが出来る
道具と経験を持っていたら
冷静な行動をとることが出来る。

f:id:kurokoshusaru:20200806212336j:plain

私は自然と遊ぶ事は
不便を友とすること思っているから
荒ぶる時には厳しい言葉が飛ぶこともあるが
鎮まらない嵐はないから心配はいらない。

f:id:kurokoshusaru:20200806212455j:plain

だからどんな状況に遭っても落ち着いて
正しい判断で生き延びることが出来る。
そんなSARUになって欲しいと思う。

f:id:kurokoshusaru:20200806212532j:plain

 さあ次の道へ行くよ。

                      f:id:kurokoshusaru:20200806212627j:plain

梅雨明けぬ猫が先づ木に駈け登る  相生垣瓜人