梅雨が明けた四国に
太平洋高気圧が勢力を強め
気温は上がるが上空に寒気が入り
山沿いはニワカ雨に注意だろう。
◆空を読むこと
この週末の特徴は
5000m-6℃の寒気が
四国付近まで流れ込むこと。
その日の朝は予想通り
寒気が四国に達していた。
◆川を遡ること
ようやく梅雨が明けた週末。
ワイズさんの雪山に向けた経験のため
奥物部の森を訪れることとした。
「まだ濁っちゅうね!」
物部で総雨量800mmを超えた
長雨が止み5日を過ぎても
物部川がまだ濁ったままだ。
◆物部郷のこと
いつもの
峠の食堂に立ち寄った。
「この梅雨はどうやった」
「時々強ようきてねぇ
山はよぉけ降っちゅうろう」
こんなやりとりも
大切な前情報となる。
◆上韮生川のこと
大栃から国道を離れ
奥物部の森に向かう県道に入り
上空に寒気がつくる絹雲が見えた。
物部川支流上韮生川は
澄んではいたがまだ増水している。
夏の終わりを告げる
キツネノカミソリが咲き始めた
梅雨が明けた奥物部の森は
どんな変化の風景を
見せてくれるか。
山並を引き寄せて梅雨明けにけり 三村純也