山道は古い石段に至り
梶ヶ森の中腹(標高1100m)に
定福寺の奥の院がある。
◆定福寺奥の院
奥の院には宿坊があり
いつもザックを下ろし休憩する。
ここは第2次登山ブームの頃は
ユースホステルとしても賑わった。
◆行場の道
私は奥の院からうえが
この山の神聖な処と思っていて
森の樹々の佇まいも変わる様に感じる。
今日は幾つか別れる山道のうち
真名井の滝や鎖場を通る道をとった。
◆源流の森
山道に添う沢は細くなり
この谷の源流点に近づく。
稜線を持ち上げる岩盤に架かる
長い階段を登れば風景が変わる。
◆柞の森
標高1200mを越えると
山毛欅などの自然林にはいる。
落葉樹は豊かな土壌を作り
雨水を蓄え程よく流してくれる。
風や雨が強く当たる
稜線に付近は中低木の領域となり
植物は自然条件により棲み分けている。
「さあ空が開けるぞ」
結界の身に青時雨埒もなや 角川源義