猿板

遊山黒子衆SARUの記録

梅雨の工石山遊山 ゆく道

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 梅雨前線が西日本に停滞。
前線に沿って湿った空気が流れ込み
風がぶつかる山は雨雲になりやすく
四国は午前中早い時間がいいだろう。

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◆空を読む
 雲の流れは予想どおりで
曇り空から晴れ間も見えるが
時々雲底の暗い雲が流れ込む。

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そんな週末は梅雨の風景を求め
高知市の裏山工石山を訪れた。

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◆川を遡る
 北山を越え旧土佐山村に下り
鏡川に沿った県道で源流を目指した。

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 「ここも合歓が咲いたね」

山地や川原に自生するマメ科の落葉小高木。
葉は細かい羽状複葉で葉は夜閉じて垂れる。
6~7月頃に紅色の花を球状に集めて咲く。

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 鏡川は水量を増し
山もそこそこ降ったようで何よりだ。

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◆山懐に入る
 土佐山中心部を過ぎて
標高が上がることに雲が濃くなる。
西から流れて来る雲が溜まり始めたな。

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登り口に近づいた頃
空はまた明るくなり
まだ流れ込む雲は
まとまっていない様だ。

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登り口は雲が流れ薄暗く
流石にこの予報では車はいない。

 この梅雨半ばの変化の時は
どんな風景を見せてくれるか。

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                   雨の日やまだきにくれてねむの花  蕪村