「森で待ってくれる
人がいるって嬉しいね」
そうやねぇ。
初めてかもしれんねぇ。
◆山道に入る
林道の終わりに近づき
林道を別れ奥物部の森に分ける。
ここから風景も空気も変わる。
河原で一本しょうや。
◆長笹谷
谷に降りてザックを下ろす。
清水で顔を洗うと汗がいっぺんに引く
水が多い山は有り難いものだ。
でも谷はこの時期としては元気がない。
森の樹々は梅雨の長雨を待っているだろう。
◆渓を渡る
長笹谷を渡り
カヤハゲの山腹を登り返す。
今夏太平洋高気圧の張り出しが弱く
6月まで寒気が日本にも流れ込み
私は近年の11年周期を過ぎても
太陽黒点が増えないことが気になっている。
過去にも長期間太陽黒点が減少し
それに呼応して地球は寒冷化し
有名なマウンダー極小期は
1645年に始まり1715年まで続いた。
しかしそれは周期的に訪れていて
飢饉などのダメージは受けてきたが
人間も生きながらえているので
夜眠れないほど心配することはないと思う。
だからちょっと暖かい日があると
「温暖化」と騒ぐ人達に踊らされず
過去の記録から見定めることが大切だろう。
「不安を煽れば儲けになる」
さあ仲間が待つ
まほらはもうすぐだ。
顔ふつて水のうまさの山清水 河野南畦