30年間通い続ける奥物部の森は
山道は勿論沢という沢も入り尽くし
歩いていない所はないとも言える山域。
◆若葉
今はその長い経験の中で
選んだ道を季節を変えて訪れ
変化に目を向ける道を歩いている。
なかでも春に芽吹いた木々が
新葉を拡げるさまは最も美しいと思う。
◆草花
tochikoは冬の終わる頃から
草花の目覚めを追うことに熱心だ。
◆咲くら
私は花と共に広げる
ヤマザクラの若葉の色がいい。
赤やあかね色、桃色と
個体差があるのも楽しいものだ。
◆山毛欅
今年はブナの芽吹きが早い様子。
「ここも豊作やね」
ブナが沢山花を咲かせている。
芽吹きがはじまると
森の空気が変わる。
ひたひたと夢のつゞきの木の芽山 矢島渚男