ミツバツツジが咲きはじめた。
三ツ葉躑躅 ツツジ科の落葉低木。
日本中部の山地に生じ葉は菱形で3枚輪生。
春に若葉に先立ち紅紫色の美花を開く。
◆尾根の細道
この山域には
ツツジの名所があると言う。
久しぶりの初めての山は面白い。
◆黒滝峰へ
赤良木と樫山峠の間に
標高1056mの小ピークがある。
ここじゃないなぁ~。
視野の開けた岩場から
ツインピークの工石山を望む。
◆日陰躑躅
尾根に忠実に
頭の中で地図を描きながら歩く。
「ここ ここ!ここがピークで」
盛りは少し過ぎてはいたが
大岩の頂を覆うヒカゲツツジの花。
私はこんな群生を観たことがない。
ヒカゲツツジは関東以西の本州
四国と九州に生じる日本固有種
山の排水の良い岩場を好んで群生する。
花は淡い黄白色でツツジではめずらしい。
ここもいい眺めやね。
◆かえり道
さあ散歩ももういいか。
帰って近所の食堂で昼にしょうや。
下山途中「幻の鹿」を探した。
「あれやね」
確かに白骨樹に登る鹿に見える。
でも近づいてみたら
どこが鹿に見えるか解らない。
人間から観る自然とは
その様なものだろう。
「雨降ってきた?」
一雨ごとに新緑はすすむ。
春雨の雲より鹿や三笠山 皆吉爽雨