平成最後の春4月
里人の長に故郷の山を案内していただきました。
梼原町にある標高832mの鷹取山は
昭和48年、高知営林局によって学術参考保護林として設定されました。
この川でヤマセミに会い
この森を見上げ何度も歩きたいと思っていた場所でした。
谷沿いや中間層の
ヤマザクラ、ヒメシャラ、アサダ、ミズメなどの
落葉広葉樹の入り交じった複雑な天然林を過ぎ
上層部になると
今から80年ほど前に伐採されただろう
モミの切り株が生き続けています。
木は周りで生きている。
この風景は山歩きでいつも感動する出会いです。
植物は様々な工夫で
太陽光をつかまえ生きています。
道が荒れているため途中で引き返し
ヤマセミの棲む川でお昼にしました。
里人に学ぶことが多すぎて
まだまだ私の道先は見えません。
山翡翠や釣師の飯の真白なる 堀口星眠