猿板

遊山黒子衆SARUの記録

秋分の梶ヶ森遊山 還る場所

                                        f:id:kurokoshusaru:20191008195815j:plain

 いつもの休憩ポイント
定福寺奥の院でザックを下ろす。
かつてここは宿坊として賑わったところ。
◆一息つける
 「持って来ちゅうきね」

途中で拾った山梨もそえて
今日も和宏さんは置き土産。

f:id:kurokoshusaru:20191008200309j:plain

◆信仰の場
 
「今日はどこ通る?」

 今日も山頂への最短コース
ゴロゴロ八丁を登ることとした。

                      f:id:kurokoshusaru:20191008200423j:plain

ここは古の修験の場で
今も古い石段や石仏が残っている。

f:id:kurokoshusaru:20191008200520j:plain

最近になって最先端の物理学者は人が死んで
身体と心をなくしても魂は残ると考えられ始めていて
私は長く山を歩いて来てその考えが腑に落ちる気がしている。

        f:id:kurokoshusaru:20191008200602j:plain

 ゴロゴロ八丁の果てには
弥勒堂を祀る大岩の門がある。

f:id:kurokoshusaru:20191008201019j:plain
                             f:id:kurokoshusaru:20191008201054j:plain

もし魂が残るとしたら子孫のために祈り磨いた魂は
きっとこの様なところに帰って来るだろうから
その場所は私達が守るべきだろうと思っている。

f:id:kurokoshusaru:20191008201452j:plain

 もうすぐ稜線だ。

                             f:id:kurokoshusaru:20191008203016j:plain

 鳴く鳥の上枝移りに秋澄みぬ  瀧澤和治