高見山をふり返る。
2017年この山を中心に約23㏊を
焼失する山火事が発生したが1年半で
回復した草は以前より元気な様に感じる。
◆山火事は災難か
ここに木が生えないのは
昔から野焼きで山菜を摂っていて
草木が焼けた灰で土壌は豊かになる。
それものどかな時代の恵みなのだろうか。
= 愛媛県消防防災航空隊 =
◆野の命たち
私には焦土に花咲いた草花は
山火事を喜んでいるように見えて
落雷などで発生する森林火災も
大切な自然現象の一つの様に思える。
◆庶民の森
山道は開けた皿ヶ峰から
鬱蒼とした落葉樹林に入ってゆく。
ここはかつて落葉などを集め
田畑の肥やしにしていたと聞いた。
そんな誰のものでもなかった山には
いくつもの道が登り交わっている。
山道は里山から植林に覆われた
かつての土佐藩の山に入ってゆく 。
風立つや風にうなずく萩その他 楠本憲吉