「鹿がおる!!」
鯨偶蹄目シカ科に属する哺乳類の総称。
ニホンジカ、トナカイ、ヘラジカなど
約16属36種が世界中の森林に生息する。
◆出会うこと
白紋の鹿が4頭ほどいる。
これは母系のメスの群れで
その群れで産まれたメスと
その母親で構成される。
◆森で生きること
この森も人の活動により
本来の住処を追われた鹿が集まり
笹など大地を覆う草が失われつつある。
木の根をうまく利用した
ヒメネズミの巣穴があった。
こいつは希に樹洞に落葉を持ち込み
巣として利用することもある。
環境省の生態系図には
人間が居ない様に見受けられるが
今の環境もダイナミックに変動する
巨大な地球環境の一過性の風景であり
人の感情、価値観により
鹿に銃口を向けたところで
何も解決しないと私は思っている。
◆助け合うこと
風から森を守る樅の林。
大地の隆起による日本の複雑な地形で
住処を分けて生きている命たちは
それぞれ役割も分け合っている様に感じる。
温帯の最前線樅帯を抜けると
いったん森を抜け笹原に出て
ここから植生は亜寒帯に入る。
鹿の眼のわれより遠きものを見る 高木石子