ヒキガエル科の大型の蛙で
成体は肥えて四肢が太く短く
動作が鈍重でのっそり歩く。
主に蚊などの昆虫を捕食する。
◆沢を溯る
龍王の滝からは
山頂付近の水源を目指し
山道はほぼ沢を溯る。
◆葉の色合い
ここも奥物部もそうだが
今年の葉は緑色が薄く感じる。
今夏をふり返ると
木々が若葉を出す頃雨が少なく
梅雨入りは観測史上最もおそくなり
四国の水瓶早明浦ダムの貯水量も危ぶまれた。
木々は若葉の頃最も水を吸い上げ
その葉緑素を造り葉を出す頃に
多くの水が必要なのかもしれない。
やはり梅雨は必要なのだろう。
◆水の流れ
登山道が沢になっている。
山に窪みを作れば水の道となり
土を掘りやがて川に流れ込む。
しかしその土は河口に平地を造り
炭素を含んだ腐葉土は生命の糧となる。
だから「崩し均すこと」は自然なことで
決して「自然破壊」などではないと思う。
やがて山道は
この森の核心に入ってゆく。
此あたり目に見ゆるものは皆涼し 芭蕉