一本の樹に逢いに行く遊山。
河童のよさこい練習も終盤
涼と静けさを求め
私は密かに新しいレンズ試しに 笑
mothertreeに逢いに出掛けました。
そこに吹く風も
樹のすべてが同じ姿ではなく
変わらないのは
ここで生きて行くと決めた場所だけ。
栃の老木は
固い鱗のような樹皮を剥がし
さらに厚い苔を身にまとっていました。
その幹にしがみつく
小さな空蝉がとても愛おしく
降り注ぐような蝉時雨を
いつまでも聞いていたい気持ちになりました。
蟬の音をこぼす梢のあらしかな 支考