土石流が繰り返し発生し
幾度か架け替えられた橋を渡る。
この橋も里人が作ってくれたんだ。
◆最後の登り
谷水が削り造った谷底から
カヤハゲに向かって登り返す。
ここも笹などの下草を失い
足場は決して良いものではない。
◆若葉の森
ルイはケイシが
「きりん」だと喜んだ
長い枝を運んでいる様子。
下草を失い低木は土砂に流されたが
高木は今年も美しい新緑を見せてくれた。
◆奥物部のまほろば
急登を登り終え
道が平坦になればこの森の
まほろばが見えてくる。
里人がヌル谷のナロと呼ぶ平坦地は
大地の隆起により出来た落盤帯に
流れ込んだ沢が長い時間をかけて
土砂を運んで造った森のまほろば。
私達はここに30年近く通い続け
様々な変化などを体験し学んだ場所。
ルイのお母さんもここで遊び
お医者さんやゲームクリエーターに
なった子供もいるんだよ。
この水も
きれいなことを体験したよね。
ルイ 今日も
この木の下の始めようか (^_^)
濃く薄く奥ある色や谷若葉 太祇