「いつもここで
お昼なんだけどね」
展望所は吹き上げが強かった。
あの窪地に引っ返そうや。
◆引き返す
私たちは頂上に拘らない。
その時その時の気持ちいい場所
それが目指す場所だと思っている。
◆口福時
「今日は私が
飲まないからどうぞ」
この稜線の窪地は
吹き上げが頭上を抜けるから
草花が護られるのだと思う。
ここの白樺は真っ白だね。
日の光で銀色に輝いている
ほんとここは花の聖地だよ。
◆山高きが故に貴からず
5月は寒気と暖気が押し合い
上空の大気が不安定になり
登山での気象遭難が多くなる。
高山は眺望など優れているが
自然との最前線にある事を
忘れてはいけない。
まして3000m級の稜線は
厳しい残雪が乗る冬なのだから。
「恵那山も雪やね」
◆木曽最終日
桟温泉で汗を流し
ねざめホテルに帰った。
「やっぱり連泊がいいね」
ゆとりを持ったスケジュールがいい。
地酒と地の料理は
その地で頂く方が美味しい。
翌朝は御嶽山が見送ってくれた。
次はよさこいが済んで秋かなぁ。
では 行ってきます。
帰り道に
琵琶湖を渡り滋賀の弟宅へ向かった。
連休前半遠征の終わりは
子供たちに温めてもらおう。
ただいま~ぁ!!
熱燗や恐妻家とは愉快なり 高田風人子