かつて山岳信仰信者や
登山者などの宿として賑わった
定福寺奥の院である「遍照院」も
いま静かに山に還ろうとしている。
◆遍照院
いつもの休憩ポイントで
ザックを下ろしポットの白湯を飲む
ここはいつ来てもホッとする場所。
和宏さんは置き土産。
◆道しるべ
頂上部は風が強そうで
霧氷が散る前に上がるため
最短コースを使うこととした。
この信仰の山には修験場が点在し
それに伴う様々な道がある。
勿論最短ルートであれば
勾配も急でいい運動にはなる。
◆落葉の森
標高1200mを越える頂上部稜線は
亜寒帯性のブナなどが根を張っている。
霧氷は頂上直下の
道がない断崖の樹木に着いてた。
残念ですが霧氷は
ここから観るだけにしましょう。
そんな山道には春の雪が敷かれていた。
◆口福のとき
いつもの避難小屋で
和宏さんの山食堂が開店する。
ウツボのたたきなど前菜が並ぶ。
今日のメインはお好み焼き。
フライパンを2枚使って
焼きながら蒸して仕上げる。
「蒸し」は素材の旨みを封じ込め
表はパリッと中身はふんわり仕上がる。
山上の口福
頂きます m(_ _)m
しばらくは名残を惜しめ春の雪 菊谷潔