標高1409mの頂に立つ。
このとき雲の中であったが
思ったより風はなく静かだった。
◆静かな頂
山頂の雲は薄く明るいが
風は弱く回復もゆっくりだろう。
今日は時間はたっぷりあるし
降りて早くお昼にしよう。
◆隠れ家で
今日も誰もいない
避難小屋をお借りした。
山猫亭は今回も豪華だ。
前菜は赤かぶの甘酢漬けと
小松菜と人参のクルミ和え。
メインは
瀬戸内の海産を使った八宝菜
いつも温かい口福を
ありがとう。
◆かえり道
短い寿命の人間の体験で
自然現象を予測するのは難しい。
だから街で休日を完結させるより
その場に行って決めるようにしている。
その様に30年近く毎週のように
山に入り一度も後悔したことはなく
これからも同じ道を歩くつもりでいる。
そして残された時間は長くないから
歩幅が合う仲間と共に歩きたい。
そんな「我がまま」も
お互いのために悪いことではないと思う。
もうすぐ雨水
思い残すより思い切る。
雪を終え春を求めて歩こうか。
再びの名残の雪と思ひけり 高木晴子