「やったぁ~!!」
山猫さんが歓喜の声を上げた。
今回雪が少ないとはいえ
凍った箇所には苦戦したね。
◆静かな頂
三連休であったが
この天候での登山者は少ない。
山雲と吹き上げの中にある山頂は
早々に退散し天幕を張ることにした。
◆山雲の中
三嶺の箱庭の様な山頂部は
このとき山雲の中に隠れていた。
それでもコメツツジたちが
霧氷を纏う冬の風景で迎えてくれた。
「池は下まで凍っちゅうろか?」
ここにテントを張るかえ(笑)
◆庵を結ぶ
テントを張る場所は
植生へのダメージが少ない場を選び
この笹が生えていない窪地が
雪が少ないときのテン場となる。
身体が温まっているうちに
早くテント張って潜り込もう。
テントを2張立ち上げた。
「テントの中は温かいね」
今日も「寒くないか」と聞かれたけどね。
ちょいと早いが宴を始めようか (^_^)
◆口福のとき
今宵の酒の肴は山猫亭。
菜の花とカニカマの胡麻和え
新ごぼうのマヨサラダに
ローストビーフ。
メインはtochikoが里から仕入れた
生キジ肉を使い寄せ鍋を構えた。
労が多いほど
味わいは深いものとなる。
これも登山の醍醐味なんだろう。
そんな山上の宴は
夜更けまでつづいた。
雪嶺の中まぼろしの一雪嶺 岡田日郎