猿板

遊山黒子衆SARUの記録

夏至のフスベヨリ谷 渓流歩き

分岐

 大きく育った杉に囲まれた
1990年に完成した八丁ヒュッテは
建設当時から利用していた避難小屋。
ここは三嶺と西熊山への分岐となる。


◆沢へ下る
 一休みののち
分岐から三嶺に向かう
沢に沿った自然森の山道に入る。



◆沢に沿う道
 かつてこの谷は炭焼きが盛んで
その煙が谷にたなびき「ふすべる」
「ふすべる仕事に人が寄る谷」から
「フスベヨリ谷」と呼ばれたと言われる。


                
 この頃には天気が安定し
沢に射す木漏れ日が美しかった。



                
山麓から谷を吹き上がる沢風は
気温が低く虫の活動も静かになり
暑い季節は沢歩きがいい。



                 
◆古い吊り橋
 2回目の渡渉点に架かる
吊り橋は昔のままだった。



 「大丈夫やおかね?」
ここで終わりにしょうや。


                   


  此あたり目に見ゆるものは皆涼し  芭蕉