猿板

遊山黒子衆SARUの記録

清明の工石山遊山 花辛夷

トサミズキ

 ほら 河童ちゃん。
これは雄しべが赤いき
間違いなくトサミズキやね。


◆杖を立てる
 登山口から20分位で「杖塚」に着く。
杖塚はベンチなど設置した広場として整備され
昭和42年全国初の自然休養林に指定された
県民の森である事を記念する石碑が建っている。



トサミズキは満開で
やはり今年は早いようだ。
                    
 「花数も多い気がするね」
あれ しぐれてきたぁ?



◆分け入る
 今日は山腹を横切る道に入り
賽の河原から山頂に登る事とした。


               
山中の山桜が蕾を膨らませ
馬酔木が柔らかく咲いている。



 清明の入り
万物が若返って清々しく
さまざまな花が咲き乱れる。
                   

◆花筵のこと
 「コブシは散っちゅうね」
辛夷は日本全土に自生する
モクレン科の落葉高木。
              
春早く葉に先立って
芳香のある白い花をつける。
蕾が赤子の拳に似ることから
この名がついたといわれる。



 アケボノも満開や
今年は花数が多いかもね。


            


  満月に目をみひらいて花こぶし  飯田龍太