猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの花巡礼「仁淀の桜」 上久喜の花桃

仁淀の咲くら

 昨年より1週間早く
桜が見頃を迎えた仁淀川町
和宏さんと孫猿を連れて訪れた。


◆遡ること
 仁淀川流れる旧仁淀村は
私のご先祖様が眠る故郷。
和宏さん仁淀の桜を追う遊山は
もう何年目になるでしょうね。



◆渡ること
 R33から古い吊り橋を渡り
久喜地区に続く町道に入る。
                    
 「この下に沈下橋が見えるで」
昭和10年生活道として架けられた
高知県に現存する最古の沈下橋
久喜の沈下橋が眼下に見えた。



花桃の郷のこと
 山腹を横切る町道をすすみ
久喜集落に至り花桃が現れる。
 満開ですね!
                 
 「降りて観ていこうや」
昨年ここでお話を聞いた
お百姓さんは今日は見かけなかった。
 お元気でしょうかね?



◆最深集落のこと
 高知市内を発ち約1時間
仁淀川町上久喜集落に辿り着く。



 満開のようですね。
               
 世帯数8世帯人口10人
小さな高齢化となった山間集落。



 製茶業を営んでいた老夫婦が
「自分等が死んだら茶畑は荒れるだけ
     でも花なら皆が喜んでくれる」


                 
そんな想いで山の斜面にある自宅周辺に
10年以上をかけて植え続けた
白と淡紅色が織りなす風景は



心がこもった桃源郷だった。


                   


  山国の一村一寺桃の花  木附沢麦