寒峰の西尾根には
「だまし」と言われる
小ピークがある。
◆空に出る
そのだましに乗れば
目の前に笹に覆われた
寒峰の頂上が現れる。
南東に見える太郎と次郎笈も
新雪を纏い春の日差しに輝いていた。
◆寒峰山頂
寒峰山頂からは360度
遮るもののない眺望が得られる。
この日空気は澄み
遠く西方に聳える
石鎚山系の雪まで見て取れた。
たまには頂上もいいものだ。
◆お昼時
人が嫌がることはしない。
私たちは山頂では人の迷惑になるし
少し下ってお昼にしようや。
今日の稜線は殆ど風はなく
眺望のいい場所に座ることが出来た。
さあ 山猫亭の開店だ。
春の山たたいてここへ坐れよと 石田郷子