猿板

遊山黒子衆SARUの記録

仲春の梶ヶ森遊山 頂の幸

稜線に上がる

 ゴロゴロ八丁の急登を超え
山頂部のなだらかな稜線に上がった。
ここはブナを主とする自然林がある。


◆共生する森
 芽吹きはまだ先だが
三嶺界隈などの森と違い
まだ鹿が増加していないこの山域は
笹とブナが共生し森が生き生きしている。



◆兆し
 下界は春の陽気になってきたが
さすがに標高1,000mを超えると寒く
ブナの根元には樹氷が積もっていた。
                    
 「ネコヤナギですね!」
しかし確実に春が訪れているようで
中低木の早い芽吹きが始まっていた。



◆和宏さんの山食堂
 手際よく構える和宏さんが
オヤジの田舎料理と言う山食堂。
 私は大好きなんだがなぁ~♪
                   
今日は土佐泊なので
Tommyさんも飲めますね(笑)
和宏さんありがとうございます。



◆新たな人生
 生まれて様々な勉強をし
家庭を築き家族のために働いて
子も成人し第二の人生がはじまる。
                 
第二の人生は働く人もいれば
旅行など自分の趣味を楽しんだり
でもかつての寿命を越えて生かされたわけは
「次は他の人のために生きること」にあるように思う。



人に喜んでもらう事を生きがいとする人には
人生が終わる時まで元気に生きる事が出来る
長寿が与えられると思いますよ。
                 
そして人間は大脳支配動物だから
年取ったと思えば年をとり
物忘れをすると思えば忘れる。
そのようなものとも思います。



 和宏さん今年も
「お節介なオヤジ」で
四季と人を追っかけようや (^_^)


                


  木の間とぶ雲のはやさや春浅き  三好達治