籾を主とした自然林を
緩やかにアップダウンする
スノーシューは快適だった。
◆雨水のころ
雪やあられが雨に変わり
氷や雪が溶けはじめるころ。
森に射す日差しに春を感じる。
◆雪のこと
四国山地北の最前線の一つ
東西に尾根を張る塔ノ丸は
北風が運ぶ雪は受け止めるが
今年は西からの吹き込みが多く
例年より積雪は少ないように思う。
緩やかに標高を上げ
籾が守る森林帯を抜ける。
◆森を抜ける
「雪が少ないねぇ」
森を抜け視野が開け
標高1,713mの頂が現れる。
1,800mを超える三嶺は
まだ十分雪があるようだ。
これから四国の高山は
残雪期に入り変化の時に入る
今日はどんな風景に出会えるか。
大楠に諸鳥こぞる雨水かな 木村蕪城
