猿板

遊山黒子衆SARUの記録

小寒の雲辺寺に上がる 承

表紙 スノーパーク雲辺寺

 大野原ICから車で15分
スノーパーク雲辺寺の駐車場は
多くのスキー客で賑わっていた。


◆分け入る
 「のろさん 歩く気満々やき」
私たちはロープウェイ駅脇にある
登山口から歩きはじめた。



 今回の登山道は本来の
四国霊場第六十六番札所「雲辺寺
難所と呼ばれる遍路道とは別ルートで
登山口から山頂まで約2時間半の行程。
                   
◆遍路転がし
   雲辺寺四国霊場のうち
  最も高い標高911メートル
  巨鼇山の山頂近くにある霊場
  「遍路ころがし」と呼ばれる難所とされた。



  いまは麓からロープウエーで
  山頂駅まで登ることができる。
                   
  縁起によると弘法大師
  雲辺寺に3度登っていると言われる。



◆雪の道
 道は広葉樹林と植林を交互に抜け
風景は冬場の単調なものだったが
楽しい造形についつい足が止まる。
                
 キュッキュッと
新雪が鳴いていた。
雪が積もると静かになる。



 静かないい雪だなぁ。
雲辺寺の風景が楽しみですね。


               


  寒風に吹きしぼらるる思ひかな  星野立子