「ありゃりゃ!」
「河童予報は晴れですか?」
もちろん回復と見ています。
◆町道瓶ヶ森線
標高約1800mの峰に沿って
伸びる通称「瓶ヶ森林道」は
この時まだ暗い雲の中にあった。
◆車を降りる
標高約1700mの登山口で
流れる雲の切れ間から陽が射した。
これで稜線に掛かる雲は去り
晴天下の山歩きになるだろう。
◆変化のとき
澄んだ青色が空を覆い
雲が覆っていた山々が現れ
山麓から吹き上がる風が
雲を天に持ち上げる。
大陸の空気が入ってきた様で
風景は澄み切った冬のものになった。
蒼く重なる山並みの向こうに
陽の光に輝く太平洋が見えた。
寒雲の満ちをり更に充ち動く 右城暮石