まず薪を集め炎を上げ
赤く輝く熾火を敷かないと
何もはじまらないよな。
◆温かいとき
「強火の遠火」
真っ先に焼き始めるのは
tochikoが仕入れた四万十天然鮎。
今夏の大雨で
鮎は下流に押し返されたと言うが
これだけの鮎を獲る技は大したものだ。
私は早速「鮎酒」に (嬉々)
「カルスト牛もあるで」
これは分厚い鉄板で焼かねば。
あぁ 今日の酒は美味い!
そんな夜は何でも話せる
仲間と共に夜は更けてゆく。
◆街へ帰るとき ~ 以和為貴
翌朝は青空が広がり
二日酔いも気持ち良かった。
朝の寄鍋も贅沢だ。
お腹が落ち着いたら
ぼちぼち帰ろうか。
ダイオキシンや温暖化と共に
一時期焚火がとやかく言われ
今バーベキューを禁止する
キャンプ場が増えているという。
理由が科学的であるかどうかの前に
マナーの問題があるだろうが
法律を定めたら守らなくてはならない。
そんな社会は他の価値観を認めない
「異常潔癖のバッシング社会」に
向かっている様に感じてならない。
かつての日本は
多少このことは互い許し認め合い
みんな仲良く生きていたように思う。
さあ 次はどこに行こうか。
焚火かなし消えんとすれば育てられ 高浜虚子