猿板

遊山黒子衆SARUの記録

小雪の御在所山遊山 山頂

石段の果て

 急な勾配が2時間続く
真っ直ぐに伸びた参道の
終わりがやっと見えてきた。


◆山頂の神社
 御在所山山頂に鎮座する
韮生山祇神社の祭神は大山祇命
そして壇ノ浦で敗れこの地に逃れた
安徳天皇平教盛とも言われている。



その歴史は宝暦年間(1751〜64)に
山伏利仙院が御神体を山頂に上げ
五山所大権現と呼んだのが
御在所山の起源と言われる。
                  
三嶺は降っちゅうね」
 山頂から剣山系が見えた。
新しい雪やね。
根雪になったら登ろうか。



◆口福のとき
 「綺麗ですね!」
 今日は外は寒いですね。
神社の軒下をお借りしましょう。
                  
寒いときも河童はビール。
雪のテーブルが待ち遠しいですね。



今日の山猫食堂は「ヒラヒラ鍋」
                     
「野菜をピーラーでスライスして鍋に入れる
 生で持って行っても短時間で火が通るって訳
 食べる時まで食感はちゃんと残ってますよ〜」
なるほど!



和宏さんは筍とゼンマイの煮物と
筍ご飯を焚いてくれた。
                 
 いや〜ぁ・・・
身体の芯まで温まりましたよ。
 ありがとうございました m(_ _)m



◆帰り道
 今年は日本中どこも
冬の訪れが半月ぐらい早かったようで
先日訪れた中山道木曽も同じで
楽しみにしていたキノコが不作だったと言う。
                
現在の気象に関する論文は
「寒冷化」の方が多くなっている。



 でも私は寒くなるより
温かくなる方が有り難いなぁ〜(苦笑)
 和宏さん
いよいよ秋も終わりですね。


              


  小雪といふ野のかげり田のひかり  市村究一郎