猿板

遊山黒子衆SARUの記録

紅葉はじまる「石鎚山」 山霧

霧の山

 「これ 雲ながぁ?」
 そうやねぇ。
地面に着いてるから霧やけど
下から見たら雲の中やね。


◆霧の中
 空中に浮かぶ水粒である
雲と霧の呼び方の違いは
地面に接しているか否かで変わる。



◆命の水
 真ん中に高い山地がある日本は
雲や雪が多く発生する水豊かな島国。
                  
この豊富な水資源と
隆起による複雑な地形は
多種多様な外来種が生き残り
豊かな植生を養っている。



             
◆紅葉始まる
 鶴ノ子ノ頭が見える笹原で
いったん森を抜け風景が開ける。



 「だいぶん染まっちゅね」
眼下の雲の切れ間に
錦が下っている様子が見える。
             
 今年は早いね。



                        



  かたまりて通る霧あり霧の中  高野素十