この道を歩くのは
ルイは3回目でレオは初めて
お兄ちゃんは随分慣れた様子。
◆子供の視線
「何かおるで!!」
狸かも知れないね。
街にはない気配を感じる
子供の感性は楽しい。
だから目の届く範囲では
子供にトップを取ってもらう。
「次のリーダーはレオでぇ〜」
◆旧に復する
昭和60年から治山の森として
整備されはじめた西熊渓谷の
砂防堰により土砂が溜まった
堂床河原に下る道は
急斜面を横断するため
崩壊だけでなく落石にも要注意。
「高いねぇ〜」
◆見つめる
子供の心は真っ白ではなく
親や祖先から継がれた記憶がある。
美しいものを観て
美しいと感じる心。
それを養うために子供達は
好奇心のアンテナを張る。
「ルイ レオ
もうすぐで」
大きな木大きな木蔭夏休み 宇多喜代子