猿板

遊山黒子衆SARUの記録

雨上がる梶ヶ森遊山 蓮の花

池に下る

 やはり定福寺の見所は
昭和58年四国で最初に分根を許された
寺の池に咲く蓮だろうと思う。


大賀蓮
 千葉県の検見川の川底で
有史以前原始時代から埋もれていた
ハスの実を大賀博士が丹精こめて
3つのうち一つだけ発芽育成されたもの。



2千数百年の眠りから覚めた
世界最古の花と言われる
大賀蓮」の薄紅色の大輪の花に
太古のロマンを感じる。
                    

チベットのこと
 「今は咲き始めです」
気さくな和尚様のお話を聞く。
そんな会話でチベットの話があった。
 私も1ヶ月ほど居たんです。


                     
                     
実はこのお寺は亡命した
チベット寺院と繋がりがあり
その機会を撮影したのは
私とチベットを共にした写真家だと言う。



その時何か
不思議なご縁を感じた。
            
◆繋がること
 「奥の院のご祈祷は
    この寺から歩いていました」
                  
「ここから梶ヶ森を見ると
  お釈迦様が横たわっている様に見えます」
 そうなると
アンテナが邪魔ですね(苦笑)



 いつか神山カイラースから
持ち帰った砂と石を納めに来よう。
親切にしてくれたチベタン
真の幸せが来ることを願って。
                     


  遠き世の如く遠くに蓮の華  山口誓子