さあ山はあと一つ。
ザック背負って行こうか。
「うわぁ・・・」
◆火事のあと
「乾燥しちょったきね」
私が子供の頃の皿ヶ峰は
よく山火事を起こしていたが
何年ぶりの風景になるのだろう。
しかしこの焼け跡から
山菜の豊かな恵みを得られることを
みんな知っていたことを覚えている。
こうなって草に埋もれていた
江戸時代からの墓がよく解る。
「さっぱりしたかもね」
◆雑木林
雑木林は比較的火災に強く
ここまで火の手は及ばなかった様子。
目指す鷲尾山の鞍部は
杉など人の手が入った森となり
先人達が植えたであろう
花木も花を咲かせ
私が毎年記録している山桜も
いい具合に咲いていた。
一年ぶりだね。
今年もありがとう。
山又山山桜又山桜 阿波野青畝