家から歩いて2時間で
ど〜んと太平洋が眼下に広がる
標高306m鷲尾山の山頂に立つ。
◆冬の居場所
南国土佐の夏では
この標高は気温が高すぎる。
北側に杉が伸び寒風を防ぐ
やはり旬は冬だろう。
◆風に吹かれて
歩いて来たので
一緒に吞むことが出来る。
さあお昼にしようか。
土佐の国古事雑記三巻には
鷲尾山は本山梅慶(1508〜1555年)
の物見の城なりと記され
太平洋戦中は敵機襲来に備えて
ここに観測所が建っていたという。
「高知県誌」(昭和三年)には
『神田吉野谷の上に聳え、海抜一千余尺
頂上には一つの雑木さえなく眺望豁然として
南に浩蕩たる太平洋と浦戸湾一帯の明媚なる風光を下瞰し
北に高知市街の殷盛を望み、市付近第一の名山である』とある。
◆日向ぼこ
気温と風の具合が丁度良い
時間はたっぷりあるし
今日はのんびりして帰ろう。
私は昼寝。
しかし身体が気持ち良く感じる
日光浴がいつから
身体に悪くなったのか。
海の音一日遠き小春かな 暁台