猿板

遊山黒子衆SARUの記録

のろやまさんの土佐遊山 雪に乗る

雪に乗る

 初めてスノーシューを履いたのは
15年ぐらい前のことだったか。
その当時のものはとても登山で
使えるような構造ではなかった。


雪舟(そり)に乗ること
 しかし道具の進化はめざましく
今ではワカンを履いたラッセルに
もどる気にはとてもなれない。



◆見定めること
 「結構降っちゅうねぇ」
この先は急峻な岩場が連続する
かつての修験道跡にはいる。
                
 宿坊で一本立てて
様子を見ることとした。



 この雪で谷に入ると
それなりに時間が要るだろう。
帰りのバスの時間もあるし
今日はここから林道に出よう。
                   
◆林道に乗ること
 「苺でもどうぞ」
女性陣は大喜び だが私は・・・(苦笑)
                   
ウチのランクルでも
この雪はしんどいな。



風が雪を運ぶ林道でも
積雪は靴を越えて積もってる。
                  
 でも今更ながら
スノーシューを履けば
沈みは半分位に軽減される
道具とはありがたいものだ。
            
 お〜い着いたぞぉ〜!
さあ飯だ飯だ お腹が鳴っている。
雪山歩きはそれなりに体力を要する。




                                  ぬつくりと雪舟(そり)に乗りたる憎さかな  荷兮