この時期
奥物部に入るのには
ほんの少しの
勇気と覚悟が必要です。
真新しい雪で覆いつくされた深い森を歩く
木や地形で
夏道を意識しながら
うまく道を外して尾根を目指します。
「先行くけんね」
ろくべえさんが斜面を駆け上がって行きました(笑)
太陽が
背中を押しているようでした。
この日のご褒美は
谷をひとつ隔てた先の銀色の尾根
ここで満足だったから
大栃まで下りてお昼にしました♪
久しぶりに逢いに来た
森のお母さんは
いつも変わらない。
見上げると
この栃が太陽を目指した枝が伸び
笹の代わりに
雪の布団で根も眠っていました。
我が雪と思へば軽し笠の上 宝井基角