猿板

遊山黒子衆SARUの記録

小寒の国見山遊山 寒気

予想図

 東西に並んでいた等圧線が
南北方向に変わり西日本には
寒気が吹き込み始めていた。


◆寒風訪れること
 今期最も強い寒波が
日本に訪れる週末は和宏さんと
ろくべえさんご夫婦と共に
四国山地に分け入ることにした。



◆判断すること
 向かった山は祖谷の国見山。
この気圧配置で山地深く入ることは
交通の面で迷惑をかける可能性もあり
直轄国道に近い山を訪れる事とした。
               
祖谷郷入り口でろくべえさん達と合流。
この時前日から積もった雪は10cm位で
山間の生活に大きな支障はないだろう。



 雪は人に災いをもたらす事もあるが
恵多いことも里人から聞いたことがある。
登山者は雪の量に一喜一憂もするし
里人はそこで自然と対峙し生きているだけ。
                  
◆分け入ること
 「天候 積雪 さまざまな条件に対応して
  装備を選び 日程 コースを考え
  無理のない安全な山歩きを楽しむよう
  つねに心がけていく所存です」



 尊敬する
山の先輩の言葉を思い出した。
                 
 この時入山者が
我々だけだったのは時間が早いせいか?
「行動を控える様」連呼する報道のせいか?
それとも私たちの判断が誤っているのか?



 さあこの寒気が
どんな風景を見せてくれるのか?
慎重に行きましょうか。


                  




  まだもののかたちに雪の積もりをり  片山由美子